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2008年6月 1日 (日)

KYよりJY。

6月に入ったが、結構寒い。
外気温が低めなのにもかかわらず、KQは相変わらずガンガン冷房をかけまくりで、スーツを着ていても寒くて震えるほどである。「エコ」活動をするんじゃなかったのか? 以前も書いたが、女性のほとんどは夏でも社内の寒さに震えているのだ。にもかかわらず、メタボリックなデブサラリーマンが、ショールを掛けて震えている女性の横で、センスの無い扇子でぱたぱたと顔を扇いでいるのである。しかも、KQは「寒い」という女性の声よりも、「それでも暑い」と宣う、メタボのクレームを優先するのである。
ひと言で言えば、「バカ」である。現状を鑑みれば、率先して排斥されるべきはメタボで新陳代謝の最悪なデブ連中であることは明白だ。CO2の削減に本気で取り組んでいるならば、そうすべきではないのか?

こういうクレーマーみたいな輩を、偏屈先生はJY(状況読めない)人種と呼んでいる。
KYの場合は(例外もあるけれど)、基本的に勝手知ったるコミュニティの中の話でしかない。「空気が読めない」といっても、顔見知りの間で白けた空気が広がるだけのこと。しかし、JYはそんなレベルではない。第三者に実害をもたらす危険性が大なのである。
小さなことで言えば、「自分の立ち位置がわからない」だけでなく、「周囲を見ずに勝手に判断して適当な所に立つ」者が多い。
例えば、昨日はコストコに行ったのだが、そこで奇妙なバカに出会ったのだ。ご存知の方も多いと思うが、コストコは大量まとめ買いの店である。自然と買い物かごではなく、巨大なカートを使わざるを得なくなる。店内の通路は広めなのだが、カート同士の衝突や渋滞は日常茶飯事。ただ、一応のマナーみたいな暗黙の了解はあるので、皆それなりに気を付けてはいる……はずなのだが、そうでないバカが最近多いのだ。昨日のバカはその極端な例。
どこのコストコでも、お客が集中して混むところは生鮮食品前の前ではないかと思う。先生の行くコストコは、まさにそうである。いつもは避けて通るのだが、昨日はどうしてもそこを突っ切らねばならなかった。で、周囲に気を遣いながらトロトロとカートを進めていくと、いきなり大渋滞になった。何のことはない、あるバカ共が自分たちのカートを、通路の真ん中に放り出して、別の売り場に出かけてしまったのである。しかもそこは、チョコレートか何かのデモンストレーションをやっていて、ただでさえ狭くなっているスペースの前である。何を考えているのかさっぱりわからない。もう笑うしかないだろう。
大渋滞で皆が困っていても知らん顔。というか、そもそも自分がカートを投げ出したら、他の人が困るとか、状況がこう変化するとか考えたこともないのだろう。

そういう例は枚挙に暇がないほどある。
この前は、中央線に乗ろうとしていて某駅でホームに並んで立っていたら、電車が止まって乗客が降りてきた。たまたま電車がちょっと所定の場所よりもずれて止まってしまったので、扉が開いたときに待っていた列が扉の片方に寄ってしまった。当然片側は空いている。そっちがたまたまホームの下り階段方向だったので、乗客はどっとそちら側から降りていく。ホームに並んだこれから乗る客は、下車する客が途切れるのを待っている……わかりますよね? その時、まだ下車客が途切れぬ内に、並んだ列の反対側から歳の頃は25前後の頭つんつん、細身のスーツをビシッと決めたサラリーマンのお兄ちゃんが、降りてくる客をかき分けて車内に入っていき、一番近い特等席にどっかり座り込み(まだ客は全員降りていない)、持っていた「少年サンデー」をむさぼるように読み始めたのである。
その間、彼は周囲をまったく見ていなかった。その電車は比較的空いていたのでトラブルは無かったのだが、列を無視するだけでなく、下車客を押しのけて入っていくとは何たること。これも立派なJYである。大きな子供だよ、まったく。
もっと直近の例で言えば……今朝、KQからJRに乗り換えようと思い、上りホームから下りホームへ陸橋で移動しているときのこと。先生の目の前の歩行者が、いきなり数人立ち止まって左右にばらけた。何だろうと思って見ると、バカOLが通路の真ん中で立ち止まってバッグの中をゴソゴソ探っている。どうやら定期を探しているらしい。
こういう人ってよくいるでしょ? ある一定の速度で相当数の人間が同一方向に向かって移動しているのに、自分がそこで何の前触れもなく止まったら、何が起こるのか予測できない人。もし定期が無かったとしても、端っこによるか、歩きながら列を離れていけばいいだけのことなのに、それすらもできない。JYですよ。

何なのだろうね。
日本人は、周囲との距離感を測る本能を失っているとしか思えない。
自分と周囲の関係を、意識し、計算し、調整する方法を見失っているようだ。学生が一日50件とか100件以上とかメールを打たねばならないのは何故だろう。また、その返事を要求するのは何故だろう。明らかに距離感の喪失じゃない? 言うなれば、「人間関係」の定義が狂ってきている……いや、何が正しいのかわからないので、変わってきているというのが適切かもしれない。
つまり、上記の例だって、偏屈先生はJYだと言うけれど、中には「当たり前じゃん」と思う方々がいたって不思議じゃないのだ。

何故そうなったのかと考えるに、兄弟が少なくなって、「ご近所」というコミュニティも少なくなって、自分をちやほやしてくれる甘い親としか接していないガキが増えたってことかもしれない。何でも自分の思い通りにはならないし、周囲が全員自分を理解しフォローしてくれるわけじゃないのだが、そんなこともわからないのである。
本能って、意外といい加減なものだ。先生の家に昔ネコがいたのだが、そのネコは自分が産んだ子を育てることができなかった。なんせ、生まれたばかりの子ネコをくわえて、あぐらをかいている先生の膝の上にそれを乗せ、自分はコタツに入っていったからな(笑)。獣医さんに聞いてみたら、自分が生まれてすぐに親ネコから切り離されると、こういうことが起こるのだそうだ。つまり、子供を育てる(育てられる)という過程を体験していないと、その手法がわからなくなり、本能的に頼れそうな存在(先生?)に預けてしまうというわけ。つまり、我われが「当たり前だろう」と思っていることすら、実はちゃんとノウハウを伝えないと伝承できないのだ。逆に、間違ったノウハウは、自然に訂正されることはあり得ず、どこまでも間違ったままで伝えられていく。だから、甘やかされて育ったアホな親は、自分がそうされたように子供を育てる。その結果、子供もアホになる。JYの連鎖です。
この傾向は、続くのだろうな。
やっぱり移住するしかないのかもしれない。どこがいいだろう?

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