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2011年2月 4日 (金)

このマンガがすごい!偏屈先生編 その2

前回、『進撃の巨人』について若干触れた。
講談社の露骨な押しがありすぎて、作られたブームみたいな気がするし、週刊少年マガジン本誌からこういう作品が出てこないことに若干の違和感があると書いた(かな?)。
噂によると、この作者は当初少年ジャンプに持ち込んで蹴られたとか。まあ、それで集英社に見識がなかったということにはならないだろう。
でも、決してこの作品が面白くないわけではない。絵が下手=マンガが下手なわけではなく、逆に絵が上手い=マンガが上手いわけでもない。前者の例で言えば、さくらももこを認めた編集者は偉大だと思うし、後者で言えば、大暮維人なんかがそれに当たるかもしれない(異存のある方もいっぱいいるかもしれないが、それはまあ、個人の意見ということで)。
要するには、「ヘタウマ」というジャンルがあって、『進撃の巨人』はそれに当たるのか微妙だよね、ということだ。

では、お前が言う「上手い」「凄い」ってのはどんなんだよ、と言われるかもしれない。
そこで、偏屈先生が考える「上手くて凄い」作品をいくつか並べておく。断っておくが、こういう肉体的クリエイティブは、体調とかスランプとかが必ずあって、長く書き続けていけばいくほど、必ず良いときと悪いときのブレが出てくるものだ。だからこそ、その作品のいつ頃が凄かったかということも付記しておこう。

1. 子連れ狼
⇒文庫版最終巻(28巻)全部
2. へうげもの
⇒コミックス第9巻:利休の切腹まで
3. ベルセルク
⇒コミックス第12~13巻:「触」すべて
4. シグルイ
⇒コミックス第6巻:虎眼先生の死の前後
5. DEATH NOTE
⇒コミックス第1~7巻:Lが死ぬまで

他にもたくさんあるのだが、パッと思いつくのはこんなものか。
人が死ぬ、しかも刀で斬り殺される作品が多いな……偏屈先生の趣味かもしれない。

ちょっと詳しく述べてみようか。
1は、床屋とかで見た人が多いのではないか(笑)。小池一夫は好きじゃないが、これは傑作と認めざるを得ない。小島剛夕の絵は鬼気迫るものがあり、小池一夫のセリフはいちいち胸に染みてくる含蓄のあるものである。謎のラストもある意味衝撃的で、壮大な物語の幕引きとしてはもの凄いとしか言い様がない(少なくとも偏屈先生は思いつかない)。ちょっとしたトリビアを書いておくが、主人公の拝一刀は27歳ですよ(笑)。

2は、近年希に見る傑作である。ヘタウマの極地である山田芳裕が、これほど活きている巻はないのではないか。見開き4ページ(!)という超画期的な構成は見ものである。

3は、これは基地外の作品としか言い様がない(ホメ言葉)。読んでいて息苦しくなった唯一の作品だ。三浦建太郎、渾身の作品であり、ある意味日本のマンガの金字塔である。

4は、恐ろしい作品だ。人間の「業」というものが何なのか、嫌でも眼の中に入れられる感じである。医学的にも、人間の体の中がどうなっているのかよくわかる貴重な作品だ(笑)。これ一冊があれば、「人体の不思議展」を見に行かなくても良くなるのがGood。

5は、超有名な作品なので見た人も多いはず。1~4は、正直面白いかどうかは微妙なものだが、この作品は読んで楽しめるだろう。Lというキャラは、ある意味近代マンガ中で最強かもしれない。

先程も述べたが、面白い作品は他にも沢山あるが、「凄い!」と感動できる作品はそれほどあるわけではない。
ただ、偏屈先生のボケで忘れてしまっているものもあるはずなので、思いついたらここで述べていきたい。

……あ、あった。
6. 漂流教室
⇒コミックス全部

これはもう、読むしかないだろう。
何とぞよろしくお願いいたします。

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