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2012年8月16日 (木)

8月15日におけるSAMTの評価

巷では「お盆休み」なるもので、今日いっぱいくらいまでは活動停滞中である。
というのは嘘で、単に働きたくない偏屈先生の「曲解」かもしれない。例えば、五輪サッカー選手の不始末で、「独島は我が領土」とか書いた紙を観客から「渡された」ので、無邪気にもそれを掲げて走り回ったと。その時点ですでにアウトのような気もするのだが、「ハングルで書かれていたので、誰も読めないから問題ない」とか「試合後の高揚でハイになっていて、ついやってしまった」とかいう釈明って、偏屈先生からすると結構「変」なんですけど、ある視点はそうでもないらしい。すると、偏屈先生の「曲解」ってことになりますな。
面白いのは、この韓国人選手が直前の行動としてフィールドに座り込んだ日本人選手を慰めているので、「日本を辱めるつもりはなかった」とか「イイ奴だ」的な擁護が出た点。へぇ、相手を慰めるだけの心の余裕があるのに、「試合後の高揚でハイになって我を忘れ」ちゃったんだ。ふーん。器用だね。おまけにあの後、チーム全体の行進の際にも、チームメイトと一緒になって紙を掲げ続けてましたよね。ということは、個人的に「我を忘れて」いたというか、チーム全体の主張なんだよね、きっと。
そんなこと考えながらスポーツやってるんだー。へー。そりゃ大変ですねぇ。
おまけに、この件についてFIFAに特使を送って「日韓の歴史的経緯」「独島がなぜ韓国の領土なのか」を説明しに行くんですってね。
こういった点でも、偏屈先生の考え方は違うんだよなー。それも「曲解」ですかね? だって、歴史的経緯なんか、説明すればするほど、五輪憲章で強く禁止されている「政治的行為」に抵触することを自ら証明するようなものだと思うのですが……やはり「曲解」?
おまけに、現大統領だけじゃなく、次期大統領候補もTwitterで「間違ったことは主張していない。何が悪いんだ?」的な発言をされておられます。うーん。中国的に言うと「愛国無罪」ってことですかね?

世の中にはルールというものがあります。
自分が正しかろうが悪かろうが、ルールを守らなければ社会的な生物とは見なされません。
例えば、何かの理由があってすごく道を急いでいるとします。家族が死にそう、とかね。でも、だからといって信号を無視して車を走らせても良いということにはなりませんよね? だって、急いでいる理由が正当かどうかなんか、歩行者にはわからないですもん。で、横断歩道を歩いていて、そんな車に轢かれたとしますよ。車から運転手が出てきて、「なぜオレの邪魔をするんだっ」と主張されたら、誰だって怒りますよね。
消防車や救急車がそれをやっても問題ないのは、社会的に認知されていることと、走りながら警告を出しているからです。国際社会、ましてやオリンピックの場は、そんな「自分の正義」を超越したところにあります。そこに、ローカルの考え方を持ち込んで、理解されないことに腹を立てる前に、その場に自分が居ることが相応しいのかどうか、まず自問自答してみたらいいんじゃないかな? 仮にも大統領と呼ばれる人は、それくらいの「常識」があって当たり前だと思うんですが、これも偏屈先生の「曲解」ですかね?

いや、しかし本当に疲れるわ、あの国は。苦笑するしかないよね。

まあ、どうでもいいや。でも一応書いておくけど、天皇の名前を持ち出すのは危険だし、止めてほしい。右翼の街宣車がうるさくなるからね。特に昨日はひどかった! いやー、8月15日に皇居の近くになんかいるもんじゃないですね。

おまけ。

8月15日と言えば、同日発売の『Spending all my time』。まだこのレビューをちゃんとしてませんでしたね。
やっとことかー。

■Spending all my time
この曲を従来の物差しで計っちゃいけないと思うのですよ。例えば、シングルのメイン曲ならばキャッチ-じゃないとダメとか、カラオケで歌えないと流行らないとかね。
前々作の『スパイス』からその傾向はあるんですけど、もうystk氏(そういや、最近中田Pへの攻撃がすごいっすね。淫乱野郎とか逮捕寸前とかね。そりゃそうでしょ、どう見てもまともな人間には見えないし。そもそも中田PがDJやってるクラブとかに遊びに行ってるお姉ちゃんが、憧れの先生にコマされちゃったって、そりゃ仕方ないんじゃない?)の曲って、日本で流行らせようって気がないですよね。
その証拠に、『スパイス』も『Spring of life』も『Spending all my time』もライブでは観客置いてけぼりですもん。いや、乗れないっていう意味じゃなくて、しみじみ見ちゃうナンバーなんですよ。つまり、すでにアイドルの曲じゃないうえに、J-POPでもないのね。なんか、無国籍というか……「Perfume」という新しいジャンルのものなんですね。
この曲は、その真骨頂。ある意味で、洋楽の様でもありJ-POPの様でもあり、聴く人のバックボーンによって如何様にでも変化する不思議なナンバーなんです。
そういう意味では好き嫌いはあると思う。偏屈先生は大好きだけど、はっきり言えばシングルの「A面」の曲じゃないと思う。

■ポイント
意外とこの曲が良い、という人が多いような気がします。このシングルに収録された3曲の中では一番J-POP臭が強い感じ。偏屈先生は、この曲を聴くとPSY・Sを思い出します。『Parachute Limit』辺りを進化させて、もっと乙女っぽくして、さらにイマっぽくDrum 'n' Bassを採り入れちゃったりするとこうなるんじゃない?
よくPerfumeの声は加工されていると言われるけど、この曲とかを聴いていると、実は声そのものはAuto-Tuneで加工していないんじゃないかという気がする。Auto-Tuneって元々ピッチ補正をするためのものだけど、あえて不安定な部分を残して、リバーブとかも浅めにかけて、生声そのものをナチュラル風に仕上げていると思うのですよ。だから、カラオケバージョンと比べて見ると、Perfumeの「歌」そのものの比重は普通のJ-POPなどよりもかなり軽めに作ってある(だからカラオケが「曲」として成立しちゃうんだけど)にも関わらず、歌が入ることで全然異なる曲になってしまうのがよくわかるでしょ?
そういう意味では、昔から中田Pがよく言っている「人間の声をひとつの楽器として扱う」という意味がよく理解できる曲ですよね。とにかく、この曲を筆頭に、シングル3曲をカラオケバージョンと聞き比べてみてくださいな。
結論的に言えば、佳作です。この曲にどういうダンスが付くのか興味ありますねー。

■Hurly Burly
これも意外なんですけど、今回の3曲を第三者に聴かせると、この曲が今までのPerfumeのイメージに一番近いって言うんですよ。まあ、他の2曲が結構ユニークなんで、比較論で言ってるのかもしれないですけど、偏屈先生的にはこの曲が一番今までと違う気がするんですよね。
『Spending all my time』はある意味で”テクノ”的には王道なんですよ。『ポイント』は、Perfumeを昔から見ている人ならば、むしろ現在の彼女たちのイメージに一番近く見える曲のはず。でも、『Hurly Burly』は全然無機質ではないし、ある意味で『Spending all my time』の対極に位置するナンバーだと思うんですよ。
ラテンというかアフリカンというか、Perfumeにしては珍しく跳ねるリズムに合わせて踊るナンバーなんで、あの人形っぽいカクカクした動きではなく、かなり動的なイメージがある曲ですよね。だからってわけではないけど、のっちの曲って感じです。
偏屈先生的には、Aメロ→Bメロの後に、唐突にサビが来る印象が強く、そこの流れや音圧の変化にちょっと違和感があります。
いい曲だし、コンサートとかでも乗れるナンバーになると思うんですけど、まあ、シングルの「A面」にはならないですねー。

という感じでしょうか。
結論的に言えば、どれひとつとして「A面」で世間一般に衝撃を与える曲ではないですよね。でも、これが3曲でひとつのCDに収録されているところに意味があるような気がします。『Spending all my time』の静。『Hurly Burly』の動。『ポイント』の流れる感じ。
つまり、この3つで一幅の絵画なんですよ。日本画と言ってもいいかもしれない。手前に動物……例えば人間や鳥が動いていて、その向こうに浅く流れる川や湖があって、はるか遠くに薄く広がる山々があって……『Hurly Burly』→『ポイント』→『Spending all my time』の3曲で遠近感を作っているというか。
そんな感じ。

以前、『love the world』と『edge』の2曲で出したこの遠近感を、今回は3曲で再現したってことですかね。
まあ、この見方は、偏屈先生にとっての最高のシングルは未だに『love the world』+『edge』だってことなんですけど、今回の1枚は、結構良い所突いてる思います。

点数で言うと……100点満点で90点くらいかな。オリコン見ると、またもや2位みたいですけど(泣)。

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